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中日新聞発行の月刊ジブリパークの中身とは?宮崎五郎監督ってどんな人?

AIKO
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こんにちは!ジブリ大好き主婦WebデザイナーのAIKOです。

今回は、ジブリパークのオープンを盛り上げるために中日新聞社がはじめた「月刊ジブリパーク」を紹介します。

2022年に開業予定のジブリパークを運営する、「株式会社ジブリパーク」はスタジオジブリと中日新聞社が共同で設立しているので、中日新聞社は最新情報をもっているのでこの連載を読むと開業までにジブリパークに詳しくなれそうです。

新聞を取っていない人、中日新聞発行エリア外の人のために情報の要点をできるだけまとめてみました。


 

月刊ジブリパーク2020年9月27日号:脱「テーマパーク」

 ジブリパークの総合プロデューサーである宮崎五郎監督のインタビューになり、2020年7月に行われた起工式までの年表も掲載されています。 

今回はどんな風に”人に驚きを与えるのか”仕事の流儀などのインタビューになります。

宮崎五郎監督のインタビュー要旨は以下 

らしくではなく本物を作る

ジブリのテーマパークをやらないかという話はこれまでも持ち込またことがありますが、現実世界に立脚しているジブリ作品はテーマパークには向かないのではないかと思っていました。

テーマパークはファンタジーが現実にはみ出していているもの、ジブリとは違うという感覚がありジブリを手掛けるなら違う形でないと難しいのではないかという考えがありました。 

ジブリパーク サツキとメイの家そんな時に愛知県から愛・地球博記念公園へ招待の話があり、すでに公園にある「サツキとメイの家」は年間10万人以上のお客さんが訪れてくれています。

「サツキとメイの家」は昭和初期の材料と工法で再現されていて、それがとなりのトトロの記憶と自身の体験が合わさって新しい体験になのではないでしょうか。 

ジブリパークは、機械によるアトラクションがあるテーマパークではなく、触れて全身で感じられる体験を楽しめるという公園にふさわしい空間を目指します。 

「ジブリの大倉庫エリア」を除いて、ジブリ作品に登場する建物などを本物として作り、早く・安くというコスト追求の考えではなくしっかり手入れをして地元をはじめ公園でくつろぐ人の宝物になればいいと思います。 

愛・地球博記念公園は公園としてとても親しまれているので、そこに自分の身を置いて見て・感じることを積み重ね、現場に足を運び関係者と力を合わせていきます。

AIKO
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他のテーマパークにないジブリならではの世界観が再現され作品の中に入り込めるような現実に寄り添った不思議な公園になりそうでとても楽しみです。 

月刊ジブリパーク2020年10月25日号:大倉庫エリア

宮崎五郎監督の2回目のインタビュー、「ジブリの大倉庫エリア」についてに加えて9月上旬に行われた「サツキとメイの家」旧管理棟の解体の様子なども書かれています。

要旨は以下になります。

ごちゃ混ぜ

「ジブリの大倉庫エリア」は温水プールだった建物内部に造り、お客さんは2階から入って1階に下がりぐるぐる回って2階から出る計画になります。 

スムーズな動線も考えたましたのですが、スッと出てしまうと引っかかるところが無いので変えました。

三鷹の森ジブリ美術館は1階から地下へ下りて2階に上がるようにした時計回りの動線になっています。 

計画段階では反時計回りか時計回りかで悩んだ結果、時計回りの動線になったのですが後ほど読んだ本によると時計回りは引っ掛かりがあり違和感があるとのことで、これが面白さにつながっています。

大倉庫エリアも「何か変だぞ」と感じながら歩いてほしいですね、広い空間なので2.3時間かかってしまうのではないでしょうか。 

ジブリ美術館は品の良さも求めらますが「大倉庫エリア」は倉庫なので、大きな箱の中にいろいろな物がどごちゃごちゃ混ざっている雰囲気の方が面白そうです。 

ジブリ美術館は宮崎駿作品のように理想を現実にするプロセスをたどる作家性が強くでていますが、大倉庫はアイデア・熱意さえあれば新しいことができるように間口を広くしたいと考えています。

企画展示を変える際は、ジブリ作品にこだわらず、アニメーション全体に対象を広げれば庵野秀明作品や新海誠作品なども扱えます。

展示に限らず、建物や子供の遊び場についても維持するだけではどこか面白味がなくなっていくと思うので「面白そうだ」「やってみよう」という挑戦の場であり倉庫の容量が足りなくなるほど盛り上がっていけばよいと思います。

AIKO
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 お客さんの導線からなにか面白くなりそう、様々な考えをめぐらせて飽きないとてもおもしろそうなエリアが完成しそうでワクワクします。

 

「サツキとメイの家」休管理棟解体 移転して休憩施設へ 

となりのトトロ サツキとメイの家

旧管理棟は「サツキとメイの家」は日本家屋の伝統工法で建てられました。

建設に携わった大工さんたちが再度集まり、「建てた手順の逆回し」で解体が進み昔あった屋敷丸ごとの引っ越し開始。 

壁土、建具を含め部材の多くは転用、もののけの里エリアで休憩所のような施設に生まれ変わるようです。 

AIKO
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解体には重機で壊す3倍の時間がかかったそうです。こんなところもなんだかジブリの世界を感じられますね。

 月刊ジブリパーク2020年11月29日号 3DCGアニメとの共通点

引用:映画.com

宮崎五郎監督インタビューの3回目は宮崎五郎監督の最新作「アーヤと魔女」についてです。 

スタジオジブリ初のフル3Dアニメで、仕事の進め方は公園に立体物を造るジブリパークの整備に通ずるものがあるという宮崎監督。

要旨は以下の通りです。

撮影の目線で空間デザイン

フル3DCGの作業は、コンピューターの中にセットを作り、キャラクターを置いて芝居をさせてそれにライトをあてて撮影、CGを作る時は自分がその空間の中に入り込み部屋の大きさやカメラの撮り方など想像しながら選択していきます。

この感覚は、ジブリパークの空間を作る際に似た感覚で考えることができるのです。

仕事の向き合い方も、アニメであれ・パークの建物を作るのであれ基本は同じでアウトラインを作るのが自分の仕事、CGならモデラー、アニメーター、ライティング、エフェクターなどの職種のプロがいます。

建設でも同じように、意匠、構造、設備、電気と各分野の設計者がいて、工事が始まればそれぞれの専門職の人たちに力を発揮してもらはなければなりません

その意味では、「サツキとメイの家」を建てたことはとても貴重な経験でした。

職人さんたちはみんな個性的なキャラクターで自分の考えや欲するゴールを突きつけられ、曖昧な答えや「何となく」で選べません。

相手に納得してもらえるように具体的に説明する必要があったからです。

ジブリパークの仕事には、「サツキとメイの家」を一緒に造った職人さんたちも協力してくれます。

自分を鍛えてくれた人たちが、また一緒に仕事をしたいと言ってくれることは自分にとって財産だとしか言えません。

AIKO
AIKO
3DCGアニメの制作がジブリパークの建設につながっているなんて驚きです。いろいろな仕事をしている職人のこだわりが協力して造るジブリパークはこだわりのある素敵な公園になること間違いなしですね。

「アーヤと魔女」 新機軸に挑む

「アーヤと魔女」は「ハウルと動く城」の原作者、英国のダイアナ・ウィン・ジョーンズの小説が原作です。

■あらすじ

舞台は、1990年代のイギリス。

主人公は10歳の少女、アーヤ。
赤ん坊の頃から孤児として育ったアーヤは、誰もが自分の思いどおりにしてくれる孤児院での生活がとても快適だった。

だから、誰かに貰われたいなんて、一度だって思ったことが無かった。
ところがある日、突然やってきた変てこな二人組、派手な女と長身の男に引き取られることになってしまう。
「あたしの名前はベラ・ヤーガ。魔女だよ。あんたをうちにつれてきたのは、手伝いがほしかったからだ」。
そう名乗った女に、アーヤは、「じゃ、決まりね。おばさんが私に魔法を教えてくれるかわりに、私がおばさんの助手になったげる」と返す。

しかし、ベラ・ヤーガはアーヤを助手としてこき使うばかり。
いくら頼んでも、いくら仕事をがんばっても、一つも魔法を教えてくれない。
魔女と一緒に暮らしている怪しげな男マンドレークは、食事時しか顔をみせない。
いつも不機嫌そうで、口癖は「私をわずらわせるな」。

生まれて初めて“思いどおりにならない”壁にぶつかったアーヤだが、「よおし、負けるもんか」と反撃を始める。
彼女の特技は周囲の人を操って、自分の思いどおりにさせてしまうことだった。

引用:NHK アニメワールド

知恵を使い、臨機応変に生きるという世の中の渡り方は、“今の子供たちに必要なノウハウであり、巨大な何かに立ち向かうというよりうまくすり抜けていってほしい”というメッセージを込めています。

まとめ

今回は月刊ジブリパークの記事の要点まとめを紹介しました。

宮崎五郎監督の人柄や仕事の流儀などに加え、自分の仕事にプライドを持った職人さんたちが関わっていることを考えるとジブリパークは細部までこだわった素敵なものができあがりそうです

中日新聞社発行の月刊ジブリパーク、いろんな詳細情報がのっているのでしっかりチェックしておけばジブリパークが開業した後いろんな楽しみ方ができそうです。

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スタジオジブリの大ファンである管理人AIKOです。 2022年開業のスタジオパークの最新情報をお届けします。 ジブリファンの家族、カップル、友達と一緒に楽しい時間を過ごすためにご活用下さい。
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